おかげさまで開設25周年WWW.XCELERATEPROPERTIES.COM 創業祭

WWW.XCELERATEPROPERTIES.COM

詳しくはこちら
マイストア マイストア 変更
  • 即日配送
  • 広告
  • 取置可能
  • 店頭受取

HOT ! 【限定品】 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句

※WWW.XCELERATEPROPERTIES.COM 限定モデル
YouTuberの皆様に商品の使い心地などをご紹介いただいております!
紹介動画はこちら

ネット販売
価格(税込)

5320

  • コメリカード番号登録、コメリカードでお支払いで
    コメリポイント : 3ポイント獲得

コメリポイントについて

購入個数を減らす
購入個数を増やす

お店で受け取る お店で受け取る
(送料無料)

受け取り店舗:

お店を選ぶ

近くの店舗を確認する

納期目安:

13時までに注文→17時までにご用意

17時までに注文→翌朝までにご用意

受け取り方法・送料について

カートに入れる

配送する 配送する

納期目安:

06月13日頃のお届け予定です。

決済方法が、クレジット、代金引換の場合に限ります。その他の決済方法の場合はこちらをご確認ください。

※土・日・祝日の注文の場合や在庫状況によって、商品のお届けにお時間をいただく場合がございます。

即日出荷条件について

受け取り方法・送料について

カートに入れる

欲しいものリストに追加

欲しいものリストに追加されました

【限定品】 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句の詳細情報

K福島産ひとめぼれ玄米20キロ。
26.7×18㎝

【題箋】
  『栄雅抄此?壱?序在 古今和歌秘註 序一』
  『栄雅抄序下續    古今和歌秘註 序二』

【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。
*****************************************************
序一
 【内題】古今和歌集秘註
 序一
    序1丁
    本文
     01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏
            ↑
            ↓
     28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏~62丁裏
*****************************************************
序二
      29しかあるのみにあらす 2丁表
            ↑
            ↓
      84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表~59丁裏
      
    追加
     01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表
     ↑
           ↓
                                                                                                              16立田川もみち葉なかる  63丁裏
    
【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は
 『伊勢物語 51段』
 『古今和歌集 秋歌下』のもので、原形は
 植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや
          ~「『へ』←→『ゑ』。仮名遣いの指摘?」~
********************************************************************
【参考】『古今和歌集 仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分(全84項目)を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。参考にされたい。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。
                (若干の間違いはご容赦を!)

古今和歌集仮名序                    
                        ~ 一 ~

01 01裏 やまとうたは、人のこゝろをたねとして、

02 03表 よろづのことのはとぞなれりける。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。

03 05表 はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。

04 06裏 ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。

05 08裏 このうた、あめつちのひらけはじまりける(時)よりいできにけり。

06 10裏 しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、

07 15裏 あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。

08 16裏 ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。

09 22表 人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。

10 33表 かくてぞはなをめで、

11 33表 とりをうらやみ、

12 33表 かすみをあはれび、

13 33裏 つゆをかなしぶ

14 33裏 こゝろことばおほく、さまになりにける。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。

15 35裏 なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。

16 38表 あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、

17 40表 このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、(て)ならふ人のはじめにもしける。

18 42表 そも歌のさまむつなり。からのうたにもかくぞあるべき。 
19 44表 そのむくさのひとつにはそへ歌。

20 44裏 おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうた なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。

21 46表 ふたつにはかぞへうた さくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。

22 47裏 みつにはなずらへうた きみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。

23 50裏 よつにはたとへうた わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。

24 53裏 いつゝにはたゞことうた いつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。

25 55裏 むつにはいはひうた このとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。

26 59裏 いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。

27 61裏 いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。

28 61裏 あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。

*******************************************************************
                        ~ 二 ~

29 02表 しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、

30 02裏 つくばやまにかけてきみをねがひ、

31 04表 よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、

32 04表 ふじのけぶりによそへて人をこひ、

33 04表 まつむしのねにともをしのび、

34 04裏 たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、

35 06表 をとこやまのむかしをおもひいでゝ、

36 06表 をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。外箱劣化強め。

37 08表 又春のあしたにはなのちるをみ、

38 08裏 あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、

39 08裏 あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、

40 09表 くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、

41 09表 あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、

42 09裏 したしかりしもうとくなり、

43 09裏 あるはまつ山のなみをかけ、

44 10裏 野なかの(し)みづをくみ、

45 10裏 あきはぎのしたばをながめ、

46 11表 あか月のしぎのはねがきをかぞへ、

47 11裏 あるはくれたけのうきふしを人にいひ、

48 11裏 よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、

49 12表 いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。文学、短歌、。昭和文学全集 41 昭和短歌集 昭和俳句集  山本健吉 月報 五味保義 木俣修 書き込み無。正木浩一句集 箱無シミ有/CDT。宗訓和尚 遺稿集/矢野宗深。【ARS書店】《・月影帖・》・菊池壽恵子・遺稿・昭和十七年・発行:菊池次郎・色紙:太田水穗・217頁・非売品・和装本・本文は和紙を使用。【ARS書店】【印と句と】~直筆・墨筆・句と篆刻~著者:藻岩山麓にて・山崎樵村・昭和32年・和装本/篆刻.四海静波.東橋堂図書印.自作書物。高柳重信七回忌「高柳重信を語る会」スピーチ原本。装飾楽句 署名入/塚本邦雄/作品社。【ARS書店】『はなかご』『植物園にて.同級生短歌控え.昭和15年頃・北海道庁立札幌高等女学校:越田美和子・原稿用紙20頁.約60首控メモ有り。煙、このはかなきもの 木俣修 限定136部 昭和50年。カラー図説 日本大歳時記 座右版 シミあり/EEZH。【ARS書店】『葦牙』~あしかび~・24年分・1980年~約170冊・小樽・葦牙俳句会・発行人:正部家一夫・600号・700号・750号:記念特集・。水戸―句集 (本阿弥新俳句叢書) 本阿弥書店 今瀬剛一。初版 友よ私が死んだからとて―長沢延子遺稿集 (1983年)。球體感覺 初版 直筆句署名入/加藤郁乎/俳句評論社。大正俳人句鑑(第1輯) 国華社 編 大正11年 104p ☆戦前 俳句 資料 本 句合 B22yn。◆エジプト詩篇 加藤郁乎(署名落款入)限定150部の72番 池田満寿夫銅版画2葉入(サイン・エディション入) 昭和56年立風書房。12◎○/鉄幹晶子全集 6-32巻まとめて/与謝野晶子 著/勉誠出版//1-5巻欠。栞付『春日井建全歌集』 砂子屋書房 2010年。柴田宵曲文集 全8巻 全巻月報付き 全巻初版。BB-6255 ■送料込■ 俳界 俳禅 他 俳句 俳諧 句 和歌 本 雑誌 冊子 古本 古書 古文書 刊行誌 昭和 938g 印刷物 ●49冊まとめて/くKAら。◆花にめざめよ ソネット塚本邦雄(署名入):銅版画古澤岩美(13枚) 限定66部の47番 昭和54年季刊銀花。X47◎歌集 森のやうに獣のやうに 河野裕子(著) 沖積舎 薔薇盗人/十八歳/青林檎/桜花の記憶/火矢/緑金の輝き/ゆふがほ/他 帯付き 240606。正木浩一 句集 深夜叢書社。★ 自由律俳句 加藤雪腸 遺稿 作品集 三絃琴 献呈箋付き 非売品 / 加藤雪腸 遺稿 俳論 自由俳句管見 非売品 1981年 A5判 2冊揃い 海紅 層雲。♪赤尾兜子処女句集『蛇』昭和34年限定350部函(イタミ)付 俳人青江涼江宛自筆句署名入。葛原妙子全歌集 (2002年版)/葛原妙子/砂子屋書房。◇和歌文学講座 12巻揃い 即決送料無料 桜楓社 昭和44-45年。SK-ш/ 短歌 俳句 関連本 不揃い12冊まとめ 芭蕉 俳句大成 現代短歌の出発点 戦後短歌史序章 俳句用語用例小事典 俳句入門 俳句文法入門 他。松田修第一歌集 靠身文書 限定 折カバー。★月報付き★ 波多野爽波全集 第三巻 俳論・俳話篇資料篇 領収書発行可。定本 木下夕爾 詩集 1000部限定特装本 No.873 外箱・著者署名入り ◆ 昭和41年11月20日初版 牧羊社発行。K/ 誹諧 三田文學 詩神 日本詩壇 雑誌 俳句 レトロ 昭和 十三年 おまとめ セット 0604-1。▼ 【不揃い8冊 校本芭蕉全集 1-5.7.9.10巻(6,8巻欠)月報付 富士見書房 平成元2】141-02311。定本 与謝野晶子全集 全巻セット/20冊揃い 【月報揃い】 講談社 外函帯に傷汚れ有。【即決】銀杏子句集 上製本 /関口良雄(著)/三茶書房/装幀:山高登/加藤楸邨/昭和56年/関口銀杏子/山王書房/限定版/希少!。♪湯川書房『山川蝉夫句抄』昭和52年 限定15特装版 署名入 和紙貼函付 背革マウント天金装。井辻朱美歌集 地球追放 初版 カバー。中村苑子句集 水妖詞館 限定 本装版 函。飯田蛇笏句集 山廬集 初版 函(背ヤケイタミあり)。古典俳文学大系/全16巻/全巻セット/集英社/【月報1冊欠品】。【函付き・帯不揃い・塚本邦夫まとめ】透明文法/されど遊星/1975年/初版/2冊セット。現代短歌全集 73冊 別巻付き 短歌新聞社 宮柊二/加藤知多雄/玉城徹 他 XB1。中村汀女色紙。齋藤茂吉第一歌集 赤光 大正2年初版 カバーなし。【ARS書店】詩歌【松尾芭蕉】27冊『芭蕉の恋句』『芭蕉その旅と俳諧』『芭蕉.その生涯と芸術』『芭蕉の世界』『芭蕉鑑賞』/道の形而上学。藤田湘子全句集/藤田湘子【著】,鷹俳句会【編】。『雨宮雅子作品集』●本阿弥書店●1996年発行●全356P●直筆署名入り●検)現代女流歌人鶴の夜明けぬ悲神雅歌秘法熱月。帆を張る父のやうに 松平盟子歌集 初版/松平盟子/書肆季節社。Gc-210/ヤママユ 編者/前登志夫 第29号 2010年2月13日発行 十島敏夫歌集 森本昌歌集 評論 山繭の会/L1/61213。句集 少年 再版 直筆句献呈署名入・直筆葉書付/金子兜太/風発行所。句集 手毬唄/吉村毬子/文學の森。Gc-211/ヤママユ 編者/前登志夫 第19号 2005年8月20日発行 みすまる 前登志夫 批判特集 中満重明歌集 透過光 山繭の会/L1/61213。【即決・送料込み】金藏山 服部三郎 歌集。Gc-181/短歌朝日 9・10月号 2002年 大特集 与謝野晶子 闘う主婦歌人 田辺聖子 特別エッセイ朝日新聞社/L1/61213。Gc-208/ヤママユ 編者/前登志夫 第30号 2010年7月17日発行 前登志夫歌集 野生の聲 うたの実在、死の非在 山繭の会/L1/61213。遙かなる鈴鹿: 歌集 開成出版(千代田区) 村田邦夫。Gc-204/太郎と花子 11号 2009年3月30日発行 編者/松川洋子 読んでみました現代歌人Ⅱ 佐藤佐太郎 枕ことば/L1/61213。刀葉林地獄「短歌著名入り、木版口絵入り、白蓮序詩十五頁」西川百子、大正十一年初版。H04-062 短歌 風塵集 玉田秀雄。I08-011 良寛歌集 渡辺秀英著 木耳社。自筆肉筆歌集 星漢帖/塚本邦雄 1992年 限定20部第8番本。影印版 類題法文和歌集註解 全4冊 畑中多忠 世界聖典刊行協会 / 類題法文和歌集 歌集。歌仙 亂々調/須賀裕 松浦寿輝/松浦寿輝発行(七月堂印刷)。句集 四遠 特装本71部  毛筆句署名入半紙付/森澄雄/富士見書房。絶版!! 三橋鷹女全集 全2巻揃 検:俳句/若山牧水/与謝野晶子/高浜虚子/原石鼎/小野蕪子/中村汀女/星野立子/橋本多佳子/高柳重信/初版。みだれ髪◆与謝野晶子、金尾種次郎、明治39年/X171。和歌六部抄 全。定価66000円!!全巻初版!! 森澄雄全集 全5巻揃 検:四遠/雪檪/加藤楸邨/中村草田男/山本健吉/石田波郷/松尾芭蕉/上林暁/詩経/杜甫/俳句。H20-019 合本 俳句歳時記 新版 角川書店編 外箱に擦れ傷みあり。句集 少年 初版 赤城さかえ宛署名入・書込本/金子兜太/風発行所。秋艸道人 会津八一墨蹟 全3冊 二玄社 2002年 新潟市会津八一記念館所蔵/書道 図録。H03-014 俳文学大辞典 角川書店。【ARS書店】『比良暮雪』『比良晴男』『北海道俳壇史』『還暦祝賀俳句大会芳名録』『比良暮雪宛原稿』句集出版序.飯田蛇笏.俳句.原稿等多数。水晶体 正木ゆう子句集/正木ゆう子/私家版。三橋敏雄全句集 毛筆署名入/三橋敏雄/立風書房。歌集 瞼の青魚/西川好次郎/芸術教育社。I08-024 尾崎行雄全集 第八巻 シミ シミ汚れあり。。d2087)肉筆原稿 中村 苑子なかむら そのこ、俳句 母影 昭和45年 15句 2枚 俳人。

50 16裏 いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。

51 18表 かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。かの御時に、おほきみ(み)つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。

52 20裏 これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。

53 21裏 あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。

54 24表 又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。うたにあやしうたへなりけり。

55 25表 人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。 

56 30裏 この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。

57 32裏 こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。 

58 32裏 かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。

59 36表 いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。

60 36表 いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。

61 36裏 そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。

62 37裏 ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。

63 38裏 ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。

64 40表 うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。

65 40表 よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。

66 41表 をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。あはれなるやうにてつよからず。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。

67 43表 おほとものくろぬしは、そのさまいやし。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。

68 45表 このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。

69 45裏 かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。

70 46裏 あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも

71 47表 しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを(も)おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、

72 49表 延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、 

73 52表 それがなかに、むめをかざすよりはじめて、

74 52表 ほとゝぎすをきゝ、

75 52表 もみぢをゝり、

76 52裏 ゆきをみるにいたるまで、

77 52裏 又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、

78 53表 あきはぎなつくさをみてつまをこひ、

79 53表 あふさか山にいたりてたむけをいのり、

80 54表 あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。

81 54表 すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。

82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。

83 56表 それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。

84 57表 人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを(も)しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。
********************************************************************

追加
01 60表 春きぬと人はいへともうくひすの 
  なかぬかきりはあらしとそ思ふ

02 60表 春日のゝ若なつみにや白妙の
  袖ふりはへて人の行らん

03 60裏 駒なへていさ見にゆかんふるさとは
  雪とのみこそ花はちるらめ

04 61表 わか庵はみやこのたつみしかそすむ
  世をうち山と人はいふ也

05 61裏 おもひつゝぬれはや人の見えつらん
  夢としりせはさめさらましを

06 62表 深山には松の雪たに

07 62表 我衣手に雪はふりつゝ

08 62表 春霞たつを見すてゝ行かりは

09 62.裏 ひくらしの鳴つるなへに

10 62裏 たけがり

11 62裏 すみのえのきしによるなみ

12 63表 袖ひちてむすひし水の

13 63表 春霞たてるやいつこみよし野の

14 63裏 植しうへは秋なきときや

15 63裏 たつた川もみちみたれて

16 63裏 立田川もみち葉なかる   


********************************************************************
【参考】 14「植しうへは秋なきときや」

※『伊勢物語』 五一段(植ゑし植ゑば)

昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、
  植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん
  花こそ散らめ根さへ枯れめや

※『古今和歌集』 巻五 秋歌下 

 人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた 在原業平  
268  植ゑし植ゑば  秋なき時や  咲かざらむ  
  花こそ散らめ  根さへ枯れめや
*************************************************
                              
【刊期等】不明
早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄 序 巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。

※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。

同じカテゴリの 商品を探す

ベストセラーランキングです

このカテゴリをもっと見る

この商品を見た人はこんな商品も見ています

近くの売り場の商品

このカテゴリをもっと見る

カスタマーレビュー

オススメ度  4.3点

現在、4653件のレビューが投稿されています。